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血液透析患者さんが使用する薬は

血液透析中には

抗凝固薬
正常な血液は体の外に出ると固まる性質を持っています。そのため血液透析では、血液を固まりにくくするために抗凝固薬を注入して透析を行います。通常はヘパリンという薬を使用しますが、手術のときや出血の可能性のある患者さんに対しては出血の副作用の少ないメシル酸ナファモスタットや低分子へパリンを使用します。

腎不全に伴う症状に対する治療には

経口吸着薬・リン吸着薬
腎不全患者さんは、透析によっても体内からリンを排泄できないので、リンが体に蓄積してしまいます。そのためリンの少ない食事を摂りますが、さらにリンを吸着させる薬も使用します。

ビタミンD製剤
ビタミンDは、肝臓や腎臓において作用のある活性型に変化しますが、腎臓の働きが低下すると活性型になることができません。そのため、内服薬や注射薬で補います。

降圧剤
腎臓の悪い患者さんの多くは高血圧を合併しています。血圧をうまくコントロールして、動脈硬化になることを予防するために飲みます。

昇圧剤
透析中に血圧が低下した場合や、透析終了時に起立性低血圧がひどい場合に使用します。

下剤
水分制限、カリウム制限による食物繊維の不足、そして運動不足からくる腸管の運動の低下により、便秘になりやすくなっています。そこで必要に応じて薬を使用します。

エリスロポエチン、鉄製剤
腎臓は、エリスロポエチンという赤血球を造るホルモンを造ります。このホルモンが足りないと腎性貧血になります。そこでエポエチンアルファやエポエチンベータという薬を直接注射します。また、赤血球の原料である鉄が不足すると、鉄欠乏性貧血になります。この場合は、鉄製剤を使用して鉄分を補います。




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