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統計から見た透析事情

世界の末期腎不全患者数

2001年末現在、世界の末期腎不全患者は1479,000人に達したと見られています。これらの患者さんの内、約1141,000人が透析治療(内、血液透析が1015,000人、腹膜透析が126,000人)を受けており、約338,000人が腎臓移植を受けて生活しています。
人口100万人あたり、透析治療を受けている末期腎不全患者数は、100人未満から1,000人以上まで、国によって大きなばらつきが見られます。人口100万人あたり、末期腎不全患者数の世界平均はが240人、その内、透析治療を受けている患者さんは185人です。このことは、末期腎不全を抱えた多くの患者さんが透析治療を受けていないこと、透析治療を受けられる機会は未だに限られていることを暗示しています。

世界の末期腎不全患者の増加率

末期腎不全患者は、世界の人口増加率よりも明らかに高い割合で増え続けています。ここに示された増加率は、2000年末から2001年末の1年間に報告された実際の増加率です。

各国の透析事情

世界230以上の国と地域のうち、120カ国においては腎不全患者に対して透析治療が行われています。このように、世界の人口の約90%の人々は理論的には透析治療を受けることが可能になっています。

世界の透析患者人口の58%はアメリカ、日本、ドイツ、ブラジル、イタリアのわずか5カ国において治療を受けていますが、一方、これらの国を合わせても世界の人口の12%にも及びません。



血液透析と腹膜透析の採用比率

2001年末現在、腹膜透析を受けている患者数は約126,000人(全透析患者の11%)であるのに対して、血液透析は1015,000人(全透析患者の89%)で、治療方法としてはより多くの患者さんに採用されています。

しかしながら、国によりバラつきもあり大韓民国、メキシコ、イギリスなどではPD患者の割合がかなり高く、日本、ドイツ、台湾といった国々では世界の平均と比べてもPD患者の割合は低くなっています。メキシコの例外を除けば、HDはどの国においても採用頻度が高い治療方法です。


血液透析における各療法の採用比率

2001年度において血液透析の種々の治療法の中で選択されたものを見てみると、患者の多くが標準的血液透析(low-flux and high flux)を受けてはいますが、もっとも増加率が大きかったのはオンラインで置換液の準備ができる(オンライン HD/HDF)対流性の高い治療法でした。しかしながら注目すべきことに、比較的少数の患者がこの治療法を採用しているに過ぎません。在宅血液透析治療は1%未満であり、もっとも稀な療法です。増加率も血液透析患者全体の増加率を下回っています。

腹膜透析における各療法の採用比率

腹膜透析の増加はAPD(自動腹膜灌流)によってもたらされました。世界の腹膜透析患者のわずか25%に選択されている治療法ではありますが、CAPD(継続携行式腹膜灌流)が3%の伸びを示しているのに対してAPD10%の伸びを示しています。また、CAPDAPDかいずれかを採用する際、ある国々においてはAPD患者が30%から50%以上というように大きな差異も明らかです。


※このデータは、世界120カ国の透析分野における専門家から発表された数値を基づき、フレゼニウス メディカル ケア社がまとめたものです。特に表示のない場合、2001年末当時の数値で、増加率は2000年末から2001年末までの1年間における増加を示しています。
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