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腎移植の現状

1.腎移植とは

腎移植は、機能しなくなった腎臓に替えて正常な腎臓を患者さんの体内に移植することにより、腎機能を正常に行えるようにする治療法で、腎不全の根治療法といわれています。したがって、尿毒症や腎不全による合併症はなくなりますが、変わって移植した腎臓の状態や拒絶反応により、移植特有の合併症などが起きる場合があります。

2.生体腎移植と死体腎移植

一般に、移植するための腎臓を提供する方をドナー、受ける患者さんをレシピエントと呼んでいます。亡くなられた方からの提供によって行われる腎移植を死体腎移植や献腎移植と呼ぶこともあります。一方、生きている方(生体ドナー、通常は肉親)から二つある腎臓のうち一つを提供していただいて行う腎移植を生体腎移植と呼んでいます。
国内における腎移植の割近くは、肉親などから提供を受ける生体腎移植です。一方、欧米では生体腎移植は1~2割程度で、ほとんどが亡くなられた方からの死体腎移植となっています。

3.年間の移植件数

200112月末現在、日本で透析療法を受けている患者さんは約22万人ですが、そのうち13,013名(2001年末現在)が死体腎移植(献腎移植)を希望して献腎移植希望登録を行っています。2001年の一年間において、生体腎移植を受けた患者さんは551名、死体腎移植を受けた患者さんは151名(希望登録者の約86人に1人)という数字が公表されています。これに対し、欧米では生体・死体腎移植合計で年間約1万~12,000件といわれています。

4.腎移植にかかる費用
国内で腎移植を行う場合、約400万円程度かかりますが、これは医療保険の対象となります。海外へ出かけて腎移植を行う場合は、待機期間の長さや腎移植を受ける国によって大きく異なりますが、一般に渡航費用を含めて1,600万円(米国の場合)程度かかるといわれています。

※このデータは、日本移植学会などの発表に基づき作成しています。


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