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監修者のことば



札幌北クリニック院長
日本透析医会理事
日本透析医学会前理事長

大平 整爾

21世紀に入りわが国では、前世紀の後半に達成された物質的な豊かさという基盤の上により人間らしく充実した生活(Quality of Life)を求めて、多方面において様々な試みが活発になされています。私共が携わっている医療の分野もその例外ではありません。
腎機能が低下して回復する見込みの極めて低い腎不全になり、生きるためには人工透析か腎移植が必要な状態に至ったとしても、“暗く辛い闘病生活が待っているだけ”というのは一昔前の話。多くの研究者や医療に携わる関係者たちの努力により医療技術は日進月歩の勢いで進歩し、また、患者さんの生活を支えるための制度やサービスも整備されてきています。
しかしながら、重要なのは患者さん自身がもっと腎臓や腎臓病について、さらには腎不全の治療方法など、正しい知識を習得しきちんと理解したうえで、“病気との上手な付き合い方”を身に付けていくことです。そのことは、患者さんのみならず患者さんと一緒にその生活を支える人たち(ご家族の方や一般の方々も含めて、このホームページではサポーターと呼んでいます)にも同様に言えることです。患者さん自身とその周囲の人たちが病気について正しく理解ししっかりと対処していくことが、患者さんのQuality of Life 向上に必要とされています。医療、殊に継続を必要とする医療はこれを受ける患者さん達と医療スタッフとの「共同作業」であることを、互いに認識することが大切だと痛感しております。
このホームページが皆様にとって、そのように前向きに生きるための一助となることを願っています。
また一方で、私共医療に携わる者にとっても日々進歩し続ける透析医療に関して、常にその最新情報に接していることは、重要なことです。医療関係者の皆様には、このホームページを日々の業務における情報源の一つとして活用されることをお奨めいたします。                 
                          

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